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VULTRの最安値・月額2.5ドルでのVPS運用が意外と面倒だった件

東京にもリージョンがあって、月額2.5ドルから借りられる激安VPS・VULTR。実際に借りて運用してみようと思ったら、思わぬ障壁があったのでメモとして残します。

作成者:Ssさん 公開日:2018年8月23日 15時14分 更新日:2018年8月24日 09時54分

先に結論をいうと

2.5ドルプランはIPv6での接続しかできません!

IPv6に接続できる環境じゃないとSSHでログインすらできません!!

VULTRって?

世界中にサーバーを置くVPSサービス。全プランストレージはSSDで高速。それでいて、価格は月額2.5ドルからと激安なのが特徴です。

VULTR Global Cloud Hosting - Brilliantly Fast SSD VPS Cloud Servers. 100% KVM Virtualization

VULTRの料金プラン

- 20 GB SSDプラン:1 CPU, 512 MB RAM, 0.50 TBまでの転送 => $2.50/月 $0.004/時間
- 25 GB SSDプラン:1 CPU, 1024 MB RAM, 1 TBまでの転送 => $5/mo$0.007/h
- 40 GB SSDプラン:1 CPU, 2 GB RAM, 2 TBまでの転送 => $10/mo$0.015/h
- 60 GB SSDプラン:2 CPU, 4 GB RAM, 3 TBまでの転送 => $20/mo$0.030/h
- 100 GB SSD SSDプラン:4 CPU, 8 GB RAM, 4 TBまでの転送 => $40/mo$0.060/h
- 200 GB SSD SSDプラン:6 CPU, 16 GB RAM, 5 TBまでの転送 => $80/mo$0.119/h
- 300 GB SSD SSDプラン:8 CPU, 32 GB RAM, 6 TBまでの転送 => $160/mo$0.238/h
- 400 GB SSD SSDプラン:16 CPU, 64 GB RAM, 10 TBまでの転送 =>$320/mo$0.476/h

最安値プランが安いのはもちろんだけど、全般的にメモリが多めに使えるイメージ。国内VPSだと月額2,000円くらいのプランは2GBメモリが普通だけど、VULTRでは20ドルのプランで4GBメモリが使える。

メモリをバカスカ使うアプリだと嬉しいですね。

ちなみに、最低支払いは1セントのようで、1時間あたり0.004ドルだったとしても、1秒でも使えば0.01ドル請求されます。

とりあえず最安値プランで立ち上げてみようとすると、、、、

Please be aware that the plan that you have chosen does NOT include an IPv4 address.

You will only be able to remotely connect to this instance using the IPv6 protocol. Some ISPs do not yet support the IPv6 protocol. You can attach a reserved IPv4 address after deployment for an additional cost or choose one of our larger plans which include an IPv4 address

最安値プランはIPv6しか対応していないよ。

ISPによってはIPv6での接続はできないからね。

IPv4に対応したいなら、デプロイした後に有料のIPv4アドレスをアタッチしするか、40GB以上のプランを選んでね。

IPv4アドレスの料金はというと、、、

Reserved IPs are $3/month. 

月額3ドルって、それなら40GBプランにした方がよくない??

IPv6環境を用意する

IPv6インターネット接続機能 | ドコモ光 | NTTドコモ

https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/provider_list/ipv6/

Good SoSo
IPv6インターネット接続機能をご紹介します。

SIMカード 動作確認端末一覧 - DMM mobile

https://mvno.dmm.com/doc/terminallist.html

Good SoSo
DMM mobileのSIMカードは以下の通信端末での動作を確認しています。業界最安値プランあり、データSIMは月々440円から!音声SIMは電話番号そのままで乗り換えができる!SIMフリースマホも販売中。

スマホのテザリングは、APNの設定でIP方式を「IPv4/IPv6」にすればOK。固定回線の方は、ルーターが対応しているかによりそうですね。

SSHログインはIPv4と同じ

SSH root@IPv6のアドレス

IPv6だからといって、特別な対応はありません。@以降のアドレス部分がIPv6になるだけです。

WEBサーバーとして使うなら、IPv4環境のユーザーをどうするか?

個人的な開発サーバーならともかく、いろんな人に使ってもらう公開サーバーとなると、ユーザーにきちんとアクセスしてもらえるのかが重要です。

日本におけるIPv6の普及状況

日本でIPv6がどれくらい普及しているのかを調べてみると、、、

日本におけるIPv6の普及状況(アクセス網におけるIPv6の普及状況調査)
■ フレッツ光ネクストのIPv6普及率
NGN IPv6契約数	NGN 契約数	NGN IPv6普及率
2012.12	67,000	8,127,000	0.8%
2013.03	121,000	8,595,000	1.4%
2013.06	182,000	9,094,000	2.0%
2013.09	235,000	9,506,000	2.5%
2013.12	287,000	10,741,000	2.7%
2014.03	357,000	11,301,000	3.2%
2014.06	426,000	13,588,000	3.1%
2014.09	613,000	15,805,000	3.9%
2014.12	854,000	16,122,000	5.3%
2015.03	996,000	16,386,000	6.1%
2015.06	1,474,000	16,782,000	8.8%
2015.09	1,803,000	16,990,000	10.6%
2015.12	2,183,000	17,270,000	12.6%
2016.03	2,590,000	17,528,000	14.8%
2016.06	3,208,000	17,941,000	17.9%
2016.09	3,813,000	18,337,000	20.8%
2016.12	4,282,000	18,675,000	22.9%
2017.03	5,797,000	18,980,000	30.5%
2017.06	7,074,000	19,387,000	36.5%
2017.09	7,695,000	19,637,000	39.2%
2017.12	8,557,000	19,869,000	43.1%
2018.03	9,662,000	20,079,000	48.1%
2018.06	10,659,000	20,182,000	52.8%

まだ、半分しかないってことですね。

設定方法を知らないユーザーもいることを考えると、IPv6しか持たないWEBサーバーというのは普通に厳しそう。

VULTRの最安値・月額2.5ドルプランは使い方を考える必要あり!!

CloudFlareなどのCDNを使えばIPv4変換をしてくれますが、あくまでキャッシュした内容について変換されるだけなので、リアルタイム性が必要なサービスでは難しそうですね。

逆に個人運用のWordPressなどは頻繁にデータの更新をしないのであれば、2.5ドルで運用ができそうです。

最低チャージが0.01ドルということを考えると、Google Compute Engineのプリエンプティブインスタンス(最大24時間しか使えないけど、その分安いプラン)なら0.005/時間(f1-microの時)から使えるので、バッチサーバーや開発サーバーならそちらの方が使い勝手も良さそうですね。